文献詳細
特集 食品の安全について考える
文献概要
はじめに
最近,大腸菌O 157やブドウ球菌毒素による大型食中毒事故が相次ぎ,またBSE(牛海綿状脳症,いわゆる狂牛病)の国内発生などから,食に関わる安全性についての社会的関心は極めて高い.
食品の第一の機能は栄養,すなわちnutritional functionであると言われる.しかしながら,その機能は同時に,安全であることに裏打ちされていなければならない.食品が空腹を満たし,栄養があり,しかも第二,第三の機能を備えていても,それによって健康障害や致死的な原因となるならば,その食品は食品としての役目を果たさない.つまり,食品は安全性が最も基本的な要件なのである.
最近,大腸菌O 157やブドウ球菌毒素による大型食中毒事故が相次ぎ,またBSE(牛海綿状脳症,いわゆる狂牛病)の国内発生などから,食に関わる安全性についての社会的関心は極めて高い.
食品の第一の機能は栄養,すなわちnutritional functionであると言われる.しかしながら,その機能は同時に,安全であることに裏打ちされていなければならない.食品が空腹を満たし,栄養があり,しかも第二,第三の機能を備えていても,それによって健康障害や致死的な原因となるならば,その食品は食品としての役目を果たさない.つまり,食品は安全性が最も基本的な要件なのである.
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