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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻6号

2002年06月発行

資料

運動の評価と保健指導

著者: 井口恒男1

所属機関: 1前財団法人岐阜県国際バイオ研究所

ページ範囲:P.440 - P.444

文献概要

 わが国では平成12年度より「健康日本21」が展開され,生活習慣や生活習慣病について,食生活,身体活動・運動など9つの分野で取り組んでいる.このうち身体活動・運動については,従来から健康増進施設の整備や,健康運動指導士の養成などが進められている.適度な運動は健康に有益であることは誰もが経験している.一方,どのような運動をどの程度行うのが健康によいかについて,各種の研究調査が発表されている.
 近年,EBM(Evidence-based medicine)に沿った医療が注目されているが,予防医学の分野でも当然重視されるものである.そこで,運動について,特に疫学的評価の最近の知見を紹介し,運動に関する保健指導に関して考察してみたい.なお,運動(exercise)に関する用語には身体活動(physical activity),フィットネス(physical fitness)などがあり,定義も多少異なりがあるが1),ここでは「運動」を一元的に使用した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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