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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻7号

2002年07月発行

文献概要

特集 改めて問う,保健事業はどれだけの成果をあげてきたか

機能訓練事業の成果と課題

著者: 大田仁史1

所属機関: 1茨城県立医療大学附属病院

ページ範囲:P.494 - P.498

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はじめに
 高齢化への流れは早い.スピードは現代におけるキーワードの一つである.法や制度も時には早く変わる.しかし,現場の対応はどうか.現場の対応には,間違いなく時間がかかる.したがって,現場が稼動するまでに時代のニーズと施策との間にずれが生まれる危険性もある.その1つの例が,機能訓練事業であった,と筆者は思う.
 歴史的に見ると,この事業は先見性に富んでいた.なぜなら,ゴールドプランの「寝たきりゼロ作戦」以前にその一角を保健事業で押さえていたからである.保健の枠組みで寝たきりを防ぐという先見性には素直に脱帽する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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