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日本学術会議環境保健学研究連絡委員会主催公開シンポジウム 「飲み水の危機」—安全で快適な飲み水を守るために・3
湖沼にいる有毒プランクトン
著者: 彼谷邦光1
所属機関: 1国立環境研究所環境研究基盤技術ラボラトリー
ページ範囲:P.546 - P.550
文献購入ページに移動人口増加や経済活動の活発化に伴って,湖沼の富栄養化は,地球上のすべての人の住む地域で進行している.
湖沼の富栄養化に伴って大発生するのが有毒プランクトンである.有毒プランクトンの主要生物は藍藻(cyanobacteria,blue-green algae)と呼ばれる原核生物であり,多種類の毒素を生産している.これらの毒素によって,世界中の淡水湖沼の有毒化が進行している.
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