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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻9号

2002年09月発行

文献概要

連載 今,改めて「公衆衛生看護」・8

一人暮らし高齢者の生活を支える町の実践

著者: 斉藤恵美子1 本田亜起子2

所属機関: 1石川県立看護大学看護学部看護学科 2東京大学大学院医学系研究科博士課程

ページ範囲:P.683 - P.685

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一人暮らし高齢者の現状
 老年人口の増加と,少子化や核家族化などの社会背景の変化もあり,一人暮らし高齢者は年々増加傾向にある.1980年には65歳以上人口の8.5%であったが,1998年には13.2%まで上昇した.また,2010年には一人暮らし高齢者が約430万人に達すると予測されている1)
 一人暮らし高齢者は,他の世帯の高齢者と比較して健康上の問題は少なく,日常生活動作能力が高いことが報告されており2〜5),高齢者が一人暮らしであるというだけで,ただちに支援が必要な状態であるとは言えない.しかし,緊急時や心身の機能が低下した場合には,状態が悪化し,自立した生活維持が困難になりやすく,潜在的な問題に対して,予防的な働きかけが重要となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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