icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生66巻9号

2002年09月発行

文献概要

海外事情

フィンランド・アメリカにみる,知的障害者の疾病,死因・死亡統計

著者: 武田則昭1 末光茂1

所属機関: 1川崎医療福祉大学医療福祉学部医療福祉学科 2 3

ページ範囲:P.701 - P.704

文献購入ページに移動
 筆者は文部科学省の在外研究員として2001年9月1日より2002年2月末まで,障害者の中でも知的障害者については先進的な研究で知られるイリノイ大学シカゴ校(University of Illinois atChicago)の応用健康科学部(College of Applied Science),障害人間発達学科(Department of Disability and Human Development),ニューヨーク市立大学スタテン島基礎研究所(College of Staten Island of the City University of New York, Institute of Basic Research)に留学していた.主たる研究は,知的障害高齢者の健康づくり・骨粗鬆症予防プログラム開発,加齢問題,死因・死亡統計等である.
 障害者の死因・死亡統計の研究は,関連の健康問題や疾病対策を進めるうえで重要であるが,本邦においては極めて少なく,とりわけ知的障害者については顕著である.欧米諸外国における知的障害者の死因・死亡統計は1930年代の状況分析に始まり,1950年代から多くの論文が発表されている.なかでもダウン症の短命問題や関連疾患,知的障害者全般での経年的な検討は注目される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら