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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生67巻10号

2003年10月発行

文献概要

連載 インタビュー・住民VOICE・7

住み慣れた地域でいきいきと暮らそう

著者: 廣部京子1 佐瀬美恵子23

所属機関: 1北船橋ふれあいの会 2大阪府立看護大学 3日本健康福祉政策学会

ページ範囲:P.786 - P.787

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佐瀬 大阪のベッドタウンにある約400世帯の枚方市北船橋自治会に住む主婦8人が始めたミニデイケア「ふれあい広場」が,地域に根づいて8年になります.その活動で中心的な役割を果たしてこられたのが,廣部京子さんです.活動のきっかけは何だったのですか.

廣部 私は看護師として,最初に大阪市立弘済院の附属病院に就職し,併設の特別養護老人ホームに数年勤務しましたが,結婚と子育てで仕事から遠ざかっていました.子育てが一段落した頃に勤務した老人病院はひどい状態でした.身体拘束は当たり前で,お年寄りは寝かされているだけでした.仲間の看護師とゲームなどのレクリエーションを取り入れたところ,お年寄りの表情が変わり笑い声も聞こえてきました.また,仏教大学社会福祉学科(通信教育)で学んだことで,地域に目を向けるようになりました.また友人のお父さんの介護を,8人の仲間と協力して在宅で支えようとしましたが,入院そして死亡となり,十分対応できませんでした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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