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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生67巻11号

2003年11月発行

文献概要

特集 検証「SARS」

今冬のSARS再流行に備えた取り組み

著者: 神ノ田昌博1

所属機関: 1厚生労働省健康局結核感染症課

ページ範囲:P.826 - P.830

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 重症急性呼吸器症候群(SARS)は,2003年3月12日にWHOが緊急情報を発して以来,世界的規模でまん延防止の取り組みが行われ,約4カ月後の7月5日に台湾が伝播確認地域から除外され,事実上の終息宣言に至った.

 今後のSARSの発生動向は,現在の知見では予測不可能とされているが,ウイルスによる呼吸器感染症の傾向として,気温と湿度の上昇時に終息し,気候が涼しくなった時期に再燃することが知られており,この冬にSARSが再流行することが危惧されている.

 本稿では,今冬のSARS再流行に備えて取り組むべき対策についてまとめることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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