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特集 エイズ対策は成功したか
文献概要
エイズ(後天性免疫不全症候群)は,昭和56年に初めてアメリカで報告されて以来,全世界で急速に患者数が増加している.わが国におけるHIV感染者,エイズ患者の発生動向は依然として増加傾向にあり,特に男性の同性間性的接触による感染報告が増加している.また,異性間性的接触では,男性のみならず,女性の若年層への重点的な啓発普及が必要な状況にある.
本稿においてはわが国のエイズ対策を,導入期,「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」(以下,「エイズ予防法」)による時期,「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(以下「感染症新法」)以降の3期に分けて概観するとともに(表1),今後の取り組みを展望する.
本稿においてはわが国のエイズ対策を,導入期,「後天性免疫不全症候群の予防に関する法律」(以下,「エイズ予防法」)による時期,「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(以下「感染症新法」)以降の3期に分けて概観するとともに(表1),今後の取り組みを展望する.
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