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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生67巻2号

2003年02月発行

文献概要

特集 公衆衛生が進めるリプロダクティブ・ヘルス/ライツ

受胎調節実地指導員の役割と課題

著者: 岡本喜代子1

所属機関: 1(社)日本助産師会事務局

ページ範囲:P.104 - P.107

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 受胎調節実地指導員(以下,指導員)制度ができて,半世紀が過ぎた.社会情勢の変化と共に,その役割も変わってきている.本稿では歴史的経緯や活動実態を踏まえ,指導員の役割と課題について考えてみたい.

受胎調節実地指導員の歴史的背景

 戦後のベビーブームの到来と共に,望まない妊娠やそれに伴う人工妊娠中絶も急増し,わが国では人口抑制が大きな課題となった.このような社会背景の中,昭和23年に優生保護法(現・母体保護法)が制定された.そして昭和27年に一部改正し,指導員制度が発足,その教育が開始された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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