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特集 公衆衛生が進めるリプロダクティブ・ヘルス/ライツ
日本におけるリプロダクティブ・ヘルスの歴史
著者: 迫田朋子1
所属機関: 1日本放送協会(NHK)
ページ範囲:P.113 - P.115
文献購入ページに移動リプロダクティブ・ヘルスという概念は,1988年WHO(世界保健機関)のファサラ氏が提唱し,WHOの健康の概念をリプロダクションにもあてはめたと言われている.カイロの国際人口開発会議では「人々が安全で満ち足りた性生活を営むことができ,生殖能力を持ち,子どもを持つか,何人にするか,いつ産むかを決める自由を持つこと」としている.厚生労働省の「生涯を通じた女性の健康施策に関する研究会報告書」には「子どもを産む,産まない,産むとすればいつか,何人産むかを女性が自己決定する権利を中心課題として,広く女性の生涯に亘る健康の確立をめざすもの」と書かれている.
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