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特集 公衆衛生が進めるリプロダクティブ・ヘルス/ライツ
対論―ピル問題―②[反対派]ピルの安全性は2つの視点から再検討の必要がある
著者: 武田玲子1
所属機関: 1クリニック玲タケダ
ページ範囲:P.118 - P.120
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1. 研究者の出す結論は,研究者の利害と無関係ではない
近年,『Nature』1),『New England Journal of Medicine』2)などの有力科学誌,医学誌が論文を掲載する著者に対し,利害の摩擦がないか(製薬会社などから資金援助を受けていないか)を提示し,財政的基盤を明確にするよう求める方針を決定した.製薬会社やタバコ会社の資金援助を受けた研究の多くは,その会社の利益になる結果を出しているということが判明している3).ピルについての研究もバイアスがかかっている.
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