icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生67巻3号

2003年03月発行

文献概要

連載 厚生行政ホントの話・3

「混合診療」の議論に見る公衆衛生の論点

著者: 迫井正深1

所属機関: 1厚生労働省大臣官房国際課

ページ範囲:P.245 - P.245

文献購入ページに移動
 最近,医療保険制度改革や規制緩和の議論で,いわゆる「混合診療」の是非が熱く展開されている.

 「混合診療」とは,保険診療と保険外診療の混在だが,現行の医療保険制度はこれを認めていない.つまり,保険を適用するなら,すべて保険診療で完結することを求めており,裏返しの表現として,公定された負担金以外に患者の支払いはあり得ないことを保障している.この規制を緩和し,混合診療を認めて保険外の部分について患者負担を上乗せすることにより,患者の選択肢を広げるべきだというのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら