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特集 感染症法の成果と提言
感染症と人権 特にらい(ハンセン病)患者の歴史と復権の過程
著者: 中谷瑾子1
所属機関: 1慶應大学
ページ範囲:P.282 - P.286
文献購入ページに移動筆者に与えられた「感染症と人権」の課題に関して論ずべきは,何といってもハンセン(らい)病とエイズ問題であり,感染症予防等法の前文にも「ハンセン病,エイズ患者に対する言われのない差別や偏見が存在したという事実」が認められている.
ハンセン病患者に対する言われのない差別や偏見については,最近の若者たちには無縁のように思われるかもしれないが,特に人権侵害の事実が重く,とりわけ行政の責任が問われなければならないと考えるので,本稿ではこれにウエイトを置いて論ずることとする.
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