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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生67巻4号

2003年04月発行

文献概要

活動レポート

地方都市の一診療所における診療時間外の対応に関する検討

著者: 小川裕1

所属機関: 1しろにし診療所

ページ範囲:P.321 - P.324

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 近年,小児の救急医療のあり方が社会的な問題となっている.小児に限らず救急医療は,地域医療体制整備の観点からも重要な柱のひとつであり,その整備が進められつつあるが,救急医療におけるかかりつけ医の位置づけは明確にされていない1)

 一方,地域医療におけるかかりつけ医の機能が重視されているが,地域住民がかかりつけ医に期待する機能として「休日・時間外にもみてもらえる」あるいは「必要な時にみてもらえる」が少なくない割合で挙げられている2).しかし,かかりつけ医が休日や診療時間外の診療においてどのような対応をしているのか,あるいは対応し得るのかについては,明らかにされていない.

 そこで,地方都市の無床診療所における診療時間外の電話とそれに対する対応の分析により,救急医療を休日を含めた診療時間外の初期医療の観点からとらえ,かかりつけ医としての無床診療所が果たし得る役割について検討したので,本稿にて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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