icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生67巻5号

2003年05月発行

文献概要

特集 現代の保健所論・1

大都市における保健所―堺市保健所の場合

著者: 福田雅一1

所属機関: 1堺市保健所

ページ範囲:P.355 - P.357

文献購入ページに移動
 堺市は大阪府の中央部西寄り,大和川を隔てて大阪市の南に位置する人口80万人弱の都市である.中世より商業文化都市として栄えてきた歴史をもつ旧市街域,住宅地と農地の混在する周辺地域,戦後埋め立て造成された臨海部重工業地域,昭和40年代に南部丘陵地に拓かれた泉北ニュータウン等からなり,複合的性格をもっている.

 昭和30年代に周辺町村の編入が相次いだことや,その後の臨海地域やニュータウンの開発により,市域の拡大,人口の急速な増大をみて,昭和60年頃のピーク時には82万人近くの人口となったが,近年は微減状態にある.人口がピークを迎えた頃より,政令指定都市への移行を念頭に市内を6区域に分け,各区域に支所を設置する計画が進められてきた.平成8年には中核市の指定を受け,平成12年には6支所体制が完成した.現在近隣市町との合併構想も具体化しつつあり,これを契機に政令指定都市への移行を目指している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら