icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生67巻7号

2003年07月発行

文献概要

特集 健康危機における情報ネットワーク

SARSをめぐる情報ネットワーク

著者: 中瀬克己1

所属機関: 1岡山市保健所

ページ範囲:P.523 - P.526

文献購入ページに移動
SARSでの情報活用

 重症呼吸器症候群(SARS)対策は今年5月の時点で健康危機管理の重要テーマであり,情報ネットワークを活用しておられる方も多いと思う.その一例として,本稿では私自身が活用しているSARSに関する情報ネットワークについてご紹介し(表1),その特徴と役割とを考えたい.

 まず最新のニュースとしては,①yahooが提供するSARSに関するyahoo Japan News,②国立感染症研究所感染症情報センターのFETP研修員が送ってくれる当日のマスメディアニュースのメール,③「SARS(重症急性呼吸器症候群)の情報源」という名の多様な情報源によるリンクサイト,④海外感染症情報ネットワークProMedの翻訳メーリングリスト(FORTH),⑤国立感染症研究所感染症情報センターのSARSのページ,を毎日見ている.①は速報性とメディアの関心点,②は専門家により選ばれたマスコミ情報,③は非公式情報や利用者の声も得られる,④は世界各地からの専門的内容を含む,⑤はWHOなどの公式情報と医療や接触者対策についての専門的見解,という特徴がある.①,②,④は刻々と変わる新しい情報,③,⑤は蓄積された情報という見方もできる.以下若干説明を加えたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら