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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生67巻7号

2003年07月発行

文献概要

連載 厚生行政ホントの話・7

WHOのSARS対策に学ぶ

著者: 迫井正深1

所属機関: 1厚生労働省大臣官房国際課

ページ範囲:P.565 - P.565

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 過日の本欄で,今年5月のWHO総会の話題として,たばこ対策枠組み条約草案の議決とリー次期事務局長の任命をご紹介した.しかし,その原稿を書いていたちょうどその頃,中国では,その後世界を席巻することになるSARSが勃発していたのである.そして,実際にWHO総会に出席してみると,SARS対策の審議が大きな注目を集めていた.

 総会では,日本をはじめとする各国の政府代表,ブルントラント現事務局長,リー次期事務局長がそれぞれの演説でSARSを含む新興再興感染症対策の重要性に言及.また,SARSに関するテクニカル・ブリーフィングも開催され,事務局とともにSARS影響国の保健大臣も参加,最新の知見に加え,影響国としての経験や意見も披露,活発な討議が展開された.そこで各国は一様に,これまでのWHOの取り組みを高く評価したのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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