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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生67巻8号

2003年08月発行

文献概要

特別寄稿

少子化と家族政策

著者: 阿藤誠1

所属機関: 1国立社会保障・人口問題研究所

ページ範囲:P.607 - P.610

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 先進国全体で少子化が進行し,その結果として急速に高齢化が進むとともに,一部では人口の自然減(年間出生数<年間死亡数)すら始まっている.日本もその例外ではない.

 国立社会保障・人口問題研究所の最新の将来人口推計によれば,日本の人口は2006年から減少を開始し,2050年には1億人に逆戻りし,65歳以上の高齢者は2050年に国民の3人に1人を超えるものと予想されている1).このような「超高齢・人口減少社会」のもたらす衝撃を緩和するため,日本政府は「少子化対策」を続けてきたが,今日までのところ,その効果ははっきりしない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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