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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生68巻10号

2004年10月発行

文献概要

特集 人と動物の共通感染症・1 鳥インフルエンザ

人獣共通感染症にかかわるヒトの公衆衛生体制

著者: 岩﨑惠美子1

所属機関: 1厚生労働省仙台検疫所

ページ範囲:P.784 - P.787

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これまで,人類が悩まされてきた感染症は,人が動物を家畜として身近に飼うようになった結果,動物の感染症に人が感染したものであると言われてきた.すなわち,現在の感染症のほとんどが,人と動物の両方に感染する人獣共通感染症ということになる.

 さらに,近年の森林開発は,今まで人と接点を持たなかった動物と接触する機会をも増やし,それによって,人は今まで経験したことのない,新しい動物の感染症に罹患することになってしまった.しかし,私たちがこのような感染症の変化を認識したのは,実は1970年以降,新しい感染症が次々と出現するようになってからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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