文献詳細
文献概要
特集 結核対策のリフォーム
21世紀型DOTSを進める
著者: 撫井賀代1
所属機関: 1大阪市保健所感染症対策課
ページ範囲:P.177 - P.180
文献購入ページに移動DOTS(Directly Observed Treatment, Short course)戦略は表1に示した5つの要素を含んだ概念1,2)であり,WHOの結核対策戦略の中心に位置づけられている.
わが国でも平成12年7月に,「結核緊急対策検討班報告書」において,日本の実情に合ったDOTS戦略「日本版21世紀型DOTS戦略」3)が提言され,都市部におけるDOTS事業を推進してきた.このDOTS戦略をさらに全国的に推進するため,厚生労働省は平成15年2月,課長通知「今後の結核対策の推進・強化について」4)を出し,この中で「結核患者に対するDOTS(直接服薬確認療法)の推進について」を全国の自治体に通知した.
掲載誌情報