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[座談会]日本の疫学と公衆衛生の未来を考える①―「疫学の未来を語る若手の集い」の足跡を辿る
著者: 水嶋春朔1 中山健夫2 小橋元3 門脇崇4 内藤真理子5
所属機関: 1東京大学医学教育国際協力研究センター 2京都大学大学院医学研究科社会環境医学系専攻健康情報学分野 3北海道大学大学院医学研究科社会医学専攻予防医学講座老年保険医学分野 4滋賀医科大学福祉保健医学講座 5京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻健康情報学分野厚生科学研究リサーチレジデント
ページ範囲:P.289 - P.297
文献購入ページに移動「若手の会」草創の頃
水嶋 「若手の会」の発足の経緯について,ご説明いただけますか?
中山 1996年1月の第6回日本疫学会(名古屋)の時に勉強会として「若手の会」が発足しています.浜島信之先生(現愛知がんセンター)と川上憲人先生(現岡山大学)にミニレクチャーをしていただいて,自由に議論をしました.比較的年代が近い40歳前後くらいから下の若手研究者が分野横断的に自由な集会を開くことは,とても刺激的でした.この第1回「若手の集い」は玉腰暁子先生(名古屋大学)が発起人となって「疫学をやっている若い人たちが大学という枠から離れて,自由横断的に交流を深めようよ」という呼びかけをされたのがきっかけです.日本疫学会ニュースレターの教室紹介欄に,教室の枠を越えた横のつながりの大切さを書かれていたことを覚えています.そしてそれが実現して,「若手の会」がスタートしました.
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