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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生68巻6号

2004年06月発行

文献概要

特別寄稿

「家族間暴力」における最近の動向

著者: 遠藤優子1

所属機関: 1遠藤嗜癖問題相談室

ページ範囲:P.461 - P.464

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 一昔前までは,「家族間暴力」と言えば思春期の少年が親に対して行う,青春期対親暴力のことであった.これは,今でもなくなっているわけではない.筆者は全予約制の有料カウンセリングルームである「遠藤嗜癖問題相談室」(以下E相)を開業している.そこにもこの問題に関するカウンセリングを求めてくるケースは,この12年間常になくなるということはない.しかし最近では,こうしたケースの報道はあまり目にすることは少ないようである.

 これに変わって毎日のように報道を賑わしているのは,親による児童虐待の悲惨な事件である.また家族内の介護者による要介護高齢者虐待や,夫婦間暴力(以下DV)についても,法整備の問題もあって専門家の関心を引いている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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