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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生68巻6号

2004年06月発行

文献概要

特別記事

[座談会]日本の疫学と公衆衛生の未来を考える③―若手疫学者たち,未来の疫学を大いに語る

著者: 小橋元1 神田秀幸2 山根逸郎3 大谷哲也4 齋藤京子5 嶋根卓也67

所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科予防医学講座老年保険医学分野 2滋賀医科大学福祉保健医学講座大学院 3(独)動物衛生研究所疫学研究部予防疫学研究室 4国立がんセンターがん予防・検診研究センター予防研究部 5国立保健医療科学院技術評価部 6前国立保健医療科学院専門課程(MPHコース) 7現順天堂大学大学院博士課程(衛生学)

ページ範囲:P.465 - P.472

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小橋(司会) 日本疫学会の「疫学の未来を語る若手の集い」(以下,「若手の会」)から始まったこの暴れん坊的な座談会(笑)も,今回で3回目,最終回を迎えました.1回目で「若手の会」の歴史を振り返り,2回目で疫学と公衆衛生の現状を語り,過去,現在と来たので,最後は未来を語ります.獣医学,薬学,社会科学と様々なバックグラウンドを持つ若手疫学者にお集まりいただきました.若手と言っても,身体年齢もさることながら,未来に向けて志が大きいという意味での,要するにこれからひと暴れもふた暴れもしようという方々です(笑).どうぞよろしくお願いします.

 疫学者は良きオーガナイザー(まとめ役)でありたい!

 小橋 疫学の未来と言えば,昨年,「若手の会」のメーリングリストで「疫学の未来に必要なものは何か」というアンケート調査をしました.そうしたら,専門性の確立とか他分野との相互交流というキーワードが挙がってきました(『Journal of Epidemiology』印刷中).まずはその辺りも含めて,これからの日本の疫学に必要だと思うことを具体的に挙げてもらえますか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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