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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生68巻6号

2004年06月発行

文献概要

連載 公衆衛生ドキュメント 「生きる」とは何か・3

ナパーム弾で被災した少年

著者: 桑原史成

所属機関:

ページ範囲:P.414 - P.414

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 1968年の1月末に,ベトナムでは南北の戦争(ベトナム戦争)で,北ベトナムと北を支持する南ベトナムの民族解放戦線は,南ベトナムで全土一勢の蜂起を行った.いわゆるテト攻勢である.テトは旧正月のことで,ここから世界に「テト」が知られるようになった.

 共産軍側からの攻撃を受けて,アメリカ軍(約50万人)は反撃に出た.南ベトナムの戦場で,アメリカ空軍は敵陣に重油性のナパーム弾を投下していた.この弾は人命の殺傷で,やけどの被災を与える性能があった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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