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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生68巻6号

2004年06月発行

文献概要

連載 世界を見て,日本を見る.Public Health Opinion・6

感染症危機管理チーム(FETP)とその国際的ネットワーク(TEPHINET)

著者: 大山卓昭1

所属機関: 1国立感染症研究所 FETP

ページ範囲:P.491 - P.492

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 国立感染症研究所で感染症危機管理を担当している筆者が,各国での感染症危機管理チームとそのネットワークであるTEPHINET(training of epidemiology and public health intervention network),さらに1999年に誕生した日本の感染症危機管理チームである実地疫学専門家養成コース(field epidemiology training program: 以下FETP)について書かせていただきます.

 EUのEPIET

 最初に,筆者が日本のFETPを立ち上げるために派遣されていたヨーロッパ連合(EU)の感染症危機管理チーム(european programme for intervention epidemiology training: 以下EPIET)について述べます.EPIETとは,EU加盟国が自国の感染症危機管理システムを強化,加盟国間のネットワークを確立し,ヨーロッパ地域の公衆衛生の向上を目指して,1995年に誕生したシステムです.参加・協力施設はEU加盟国以外にも拡大し,筆者も日本から参加することができました.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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