icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生68巻7号

2004年07月発行

文献概要

特集 公衆衛生対策におけるリスクコミュニケーション

リスクコミュニケーションとは何か

著者: 関澤純1

所属機関: 1徳島大学総合科学部

ページ範囲:P.508 - P.511

文献購入ページに移動
リスクコミュニケーションとは

 リスクコミュニケーションとは,市民,行政,産業界,専門家など,関係者の間で,情報や意見を交換するプロセスである.関係者間の情報共有と役割を持った参加を保証し,コミュニケーションを行うことにより,すべての関係者の情報や意見をリスクマネジメントに生かすことを目指す.

 国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)は,食の安全に関し,生産から食卓に至る(From Farm to Fork)すべての段階で,適切に安全を確保するプロセスをリスクアナリシスと呼び,リスクアナリシスはリスク評価,リスク管理,リスクコミュニケーションの3要素から構成されるとしている.このうちリスクコミュニケーションは,リスクアナリシス・プロセスにおけるすべての関係者の情報共有と役割を持った参加を指している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら