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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生68巻7号

2004年07月発行

文献概要

特集 公衆衛生対策におけるリスクコミュニケーション

リスクコミュニケーションの方法

著者: 吉川肇子1

所属機関: 1慶應大学商学部

ページ範囲:P.512 - P.515

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個人的な健康リスクに対する人々の理解

 リスクについて,人々が主観的にどのように判断しているのか,その判断を心理学では「リスク認知(risk perception)」と呼んでいる.主観的な判断を問題とするのは,そのリスク認知が,しばしば科学的なリスク評価と一致しないからである.

 個人の健康リスクについては,リスク認知の一般的特徴として,リスクを甘く見積もることが知られている.これは,「非現実的楽観主義(unrealistic optimism, Weinstein, 1980)1)」と呼ばれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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