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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生68巻8号

2004年08月発行

文献概要

特集 公衆衛生対策におけるクライシスコミュニケーション

マルチハザードとクライシスマネジメント

著者: 室崎益輝1

所属機関: 1独立行政法人消防研究所

ページ範囲:P.602 - P.605

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 阪神・淡路大震災以降,それまでの「防災」という言葉に替わって,「減災」という言葉が意識的に用いられるようになった.万一の事態あるいは不測の事態に対して,それによりもたらされる被害を可能な限りゼロに近づけるよう,総合的に備えることの重要性が認識されたからである.この総合的に備えるというのは,事前の対応と事後の対応を総合的に,ハードな対応とソフトな対応を総合的に,計画策定の対応と実行管理の対応を総合的に講じて,被害の軽減を目指すことを言う.本稿では,そのうち事後の対応に焦点を当てて,危機事態への対処のあり方を考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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