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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生68巻8号

2004年08月発行

文献概要

特集 公衆衛生対策におけるクライシスコミュニケーション

[インタビュー]企業におけるクライシスコミュニケーション

著者: 山中塁1

所属機関: 1旭化成総務センター兼センターコーポレートコミュニケーション室・リスク対策室兼広報室

ページ範囲:P.610 - P.615

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本誌 事件,事故,欠陥商品が出た時に企業はどう対応するか.本日は,2年前に発生した旭化成の工場火災のその後の対応が高く評価され,日本コンサルタント協会から2002年の「リスクマネージャー・オブ・ザ・イアー」に選ばれた山中塁氏(旭化成リスク対策室長)に,クライシスコミュニケーションについて伺いたいと思います.

 企業の社会的責任が問われる時代

 山中 企業のクライシスコミュニケーションについて語る前に,最初に押さえておきたいことがあります.今,企業は利益追求だけでなく,地球市民,企業市民という自覚のもと,真の意味の社会的責任を果たすことが求められています.さもないと企業存続は危うい時代です.企業から見て,株主,顧客,従業員,地域,市民や消費者団体,行政,司法,そのようなあらゆる方面のステークホルダー(図1)を満足させることが,重要課題となっています.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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