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特別寄稿
原因不明の「症候群」に環境病の疑いを―線維筋痛症候群,慢性疲労症候群と化学物質との接点
著者: 水野玲子12
所属機関: 1こどもの体と環境を考える会 2カネミ脂症被害者支援センター
ページ範囲:P.634 - P.637
文献購入ページに移動その状況のもとで,最近社会的広がりが注目されているのが“化学物質過敏症(Multiple Chemical Sensitivities: MCS)”2,3)である.MCSとは,何らかの化学物質を大量に体内に取り込んだり,微量だが長期間にわたって取り込んだ後に,きわめて低濃度でも様々な化学物質に敏感に反応するようになり,他器官,多症状に特徴づけられる慢性的疾患である.
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