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連載 New Public Healthのパラダイム―社会疫学への誘い・8
社会のありようと健康(1)―相対所得仮説
著者: 近藤克則1
所属機関: 1日本福祉大学社会福祉学部
ページ範囲:P.638 - P.643
文献購入ページに移動まず,年収500万円と600万円の人がいて,2人の仕事のきつさや働く時間が同じだとしたら,どちらが恵まれているであろうか? ほとんど人は600万円の方を選ぶであろう.では,周りの人の平均年収が300万円で自分が500万円の状況(A)と,周りが700万円で自分が600万円の状況(B)とを比べた場合にはどうであろうか.これが2つめの質問である.
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