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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生69巻1号

2005年01月発行

文献概要

連載 Health for All―尾身茂WHOをゆく・10

鳥インフルエンザ大流行の可能性

著者: 尾身茂1

所属機関: 1WHO西太平洋地域事務局

ページ範囲:P.4 - P.5

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2003年末からアジア各国において,インフルエンザウイルスA(H5N1)による鳥インフルエンザが流行している.この流行はいったん終息するかに見えたが,その後も猛威を振るい続けている.2004年11月25日および26日の2日間,東南アジア諸国連合(ASEAN)各国と日本,中国,韓国による鳥インフルエンザに関する閣僚級会合がバンコクで開催され,最後に情報交換など,協力の強化を謳った共同声明を発表した.私は,会議の場で鳥インフルエンザ大流行の可能性について,「各国のさらなる協力がなければ,今年にも大流行の可能性があること」を強調した.今回はこの件について詳しく話そう.

 私は,鳥インフルエンザ大流行の可能性の根拠について,以下の5つを強調した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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