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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生69巻10号

2005年10月発行

文献概要

フォーラム

ローカル・マニフェストを通じた地域の健康づくりの推進方策

著者: 伊関友伸1

所属機関: 1城西大学経営学部

ページ範囲:P.850 - P.854

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ローカル・マニフェストとは何か?

 「ローカル・マニフェストを通じ,国民にとってわかりやすく,参画しやすい選挙と政治の実現を目指す」.18の都道府県知事を含む185人の地方自治体の首長は高らかに宣言した.宣言が行われたのは,2005年2月4日に東京都内で行われた「ローカル・マニフェスト推進首長連盟」結成大会でのこと.首長連盟は,増田寛也岩手県知事,石田芳弘犬山市長,おお坂誠二ニセコ町長(当時)を代表発起人に,早稲田大学マニフェスト研究所(所長:北川正恭前三重県知事)などが呼びかけを行って結成された組織である.

 最近,選挙の際に政党や首長立候補者が政権公約を行う「マニフェスト(政策綱領)」を掲げる動きが出てきている.マニフェストは,具体的に政策実現の時期と財源を示し,「いつまでに何をやるか」を有権者に約束する契約である.候補者同士がそれぞれ「マニフェスト」を掲げて政策を競い合うことにより,選挙の質とその後の政策運営の質を高めることを目指す.

参考文献

1) 上山信一・伊関友伸:自治体再生戦略. 日本評論社, 2003
2) UFJ総合研究所:ローカル・マニフェストによる地方のガバナンス改革. ぎょうせい, 2004
3) 早稲田大学マニフェスト研究所:第1回ローカル・マニフェスト検証大会資料集, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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