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特集 感染症情報
保健所における麻疹ワクチン接種率向上に向けた取り組み
著者: 安井良則1
所属機関: 1国立感染症研究所感染症情報センター
ページ範囲:P.889 - P.894
文献購入ページに移動平成11年12月から平成12年11月にかけて,大阪では麻疹が流行した.この流行は堺市を発端にしたものであるといわれており,翌平成13年より,前年の大阪の麻疹流行状況の調査に,現在ジュネーブにあるWHOに出向している砂川富正医師と共同で着手するとともに,堺市の1歳6か月児健診,3歳児健診を利用して,麻疹ワクチン接種の適応年齢児の保護者に対する麻疹および麻疹ワクチンに対する意識調査であるKAP study2)※注を行った.その結果をもとにして,その後様々な調査や対策を行っていくこととなった.
本稿ではこのKAP studyの結果を紹介し,その調査後に行った対策について言及していく.
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