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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生69巻11号

2005年11月発行

文献概要

特集 感染症情報

気候の変化と感染症発生動向との関連について

著者: 大野賢次1

所属機関: 1高知県衛生研究所

ページ範囲:P.900 - P.903

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感染症の予防対策を的確に推進するには,感染症発生動向による流行の発生を事前に迅速・的確に予測することが重要である.その流行予測が可能であれば,感染症の拡大を未然に防止することができる.

 現在,感染症の予防対策の一環として,定点医療機関から発生数や病原体の感染症発生情報を収集・分析し,週報や月報として第一線の医療機関や県民に情報を提供している.感染症情報として一定の役割を果たしているが,これからの予防対策として,気候と感染症など予測に向けたタイムリーな情報提供がますます重要となってくる.

 本稿では,気候と感染症発生動向について,相関や回帰分析など統計的な手法により検討し,的確でタイムリーな予防情報につなげることを目的とする.

参考文献

1) 角田行・他:気象と感染症流行の相関に関する研究(第3報). 平均気温による感染症流行予測一試案. 仙台市衛生試験所報14: 117-120, 1985
2) 角田行・他:気象と感染症流行の相関に関する研究(第2報). 仙台市衛生試験所報13: 102-106, 1984
3) 角田行・他:気象と感染症流行の相関に関する研究(第5報). 仙台市衛生試験所報16: 136-138, 1987

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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