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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生69巻12号

2005年12月発行

文献概要

資料

車椅子の安定性に関する基礎的研究

著者: 木戸雅人1 一杉正仁1 横山朋子2 本澤養樹13 由布哲夫1 丹羽宗弘4 徳留省悟1

所属機関: 1獨協医科大学法医学教室 2獨協医科大学口腔外科学講座 3本田技術研究所 4千葉商科大学政策情報学部

ページ範囲:P.1013 - P.1016

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わが国における18歳以上の身体障害者数は2001年に324.5万人であり,年々増加傾向にある1).また,2003年には65歳以上の人口は約2,431万人と全人口の19%を占め,急速に高齢化が進んでいる2).したがって,近年では,補装具として車椅子を利用する身体障害者や高齢者が増加していると思われ,このような人々が障害を持たない人と平等に社会生活を送れるような理念が浸透しつつある.

 2000年には「交通バリアフリー法」が制定され,高齢者や障害者が公共交通機関をより安全かつ快適に利用できるような対策が打ち出された.そして,移動制約者のモビリティ対策として,一般公共施設における環境改善といったバリアフリー化が積極的に進められるようになった.

参考文献

1) 厚生労働省:身体障害者実態調査 http://wwwdbtk.mhlw.go.jp/toukei/kouhyo/indexkk 9 1.html
2) 厚生統計協会:国民衛生の動向・厚生の指標:厚生統計協会, 2004
3) 横山朋子, 一杉正仁, 本澤養樹・他:介護中の事故が関与した死亡例の検討. 日職災医誌52: 177-180, 2004
4) 清岡 学, 奥村悦之, 野並誠二・他:老人病院における車椅子使用患者の再転倒・転落発生状況と関連要因について. 南大阪病院誌51: 231-236, 2003
5) 池川公章, 戸田武範, 田辺裕久・他:老人病院における転倒発生状況と関連要因について(第2報)車椅子使用患者の転倒・転落関連要因. 高知医師会医誌9: 62-67, 2004
6) 吉益淳子, 高橋友美, 會田佳子・他:介護老人保健施設における転倒事故対策. 作業の科学4: 101-113, 2003
7) 中原和子, 石井一恵, 長船昭子:抑制を減らすために看護用具の工夫, 車椅子乗車時の転倒予防. 日看会論集33: 231-233, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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