公衆衛生69巻2号

2005年02月発行

特別寄稿

母子保健における継続ケアの重要性

著者： 柳澤秀明¹³ 坂庭美紀代² 鈴木径子² 猪野勝美²

所属機関： ¹埼玉県大里福祉保健総合センター ²埼玉県大里福祉保健総合センター保健予防推進担当グループ ³熊谷保健所

ページ範囲：P.136 - P.139

母子保健のあるべき姿を求めて　柳澤 秀明

　行政の悪しき特徴として「縦割り」が言われ，他組織との連携に問題が生じてしまうことがままある．

　一方，行政には神業的能力もある．通常，県職員は2～3年で担当者がすべて配置替えになるが，大きな業務の停滞は起こさない．行政は組織間という空間的連携は苦手だが，組織内の時間的連携は天才的なのだ．