icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生69巻6号

2005年06月発行

文献概要

特集 自然災害と公衆衛生活動

震災後のメンタルヘルスを考える―新潟県へ「岡山県心のケアチーム」を派遣して

著者: 山野井尚美1 岡山県心のケアチーム

所属機関: 1岡山県保健福祉部保健福祉課

ページ範囲:P.457 - P.459

文献購入ページに移動
派遣決定まで

 自然災害が少ないと言われていた岡山県でも,2004年は予想もしなかった度重なる台風の襲来により高潮や土砂災害が発生し,多くの県民が被災した.災害救助法が適用になり,県保健福祉部では,被災者の健康対策や生活支援をはじめ,市町村支援等に追われていた.そのような中,10月23日,新潟県で大規模な地震が発生した.

 2日後,新潟県知事からは医療救護活動および心のケア活動を行う専門職の派遣依頼が,厚生労働省からは保健師派遣依頼がそれぞれあったことから,当県においても県職員の派遣に向けて,期間や構成メンバー等,具体的に検討を行った.

 その結果,心のケアに対する専門的な支援は,チームを組むことでより効果的に各職種の特性を生かせると考え,保健師2名,精神科医師,精神保健福祉士,事務職各1人の,1チーム計5名を「岡山県心のケアチーム」として編成し,2004年10月30日~11月16日まで4班の交替で派遣することとなった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら