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連載 グローバリゼーションと健康・6
グローバリゼーションと結核
著者: 島尾忠男1
所属機関: 1(財)エイズ予防財団
ページ範囲:P.480 - P.484
文献購入ページに移動慢性感染症は,急性疾患に比べれば広がる速度は遅いが,エイズの例に見るように,流行が始まってわずか20数年で全世界に広がっており,慢性感染症だからといって安心できない.結核は恐らく最も古い時代から人類と共にあった疾患と思われるが,その流行と対応を全世界的な規模で考えねばならない典型的な再興感染症であり,本稿では結核問題について,グローバリゼーションの立場から検討してみたい.
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