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連載 公衆衛生ドキュメント―「生きる」とは何か・16
南京・日本が辿った67年前の悪夢
著者: 桑原史成
所属機関:
ページ範囲:P.526 - P.526
文献購入ページに移動この南京における掃蕩戦は,後に「南京事件」または「南京大虐殺」とも言われるようになった.南京市内の侵華日軍南京大虐殺遇難同胞紀念館には,犠牲者数は30万人とある.この数字は中国側のプロパガンダの誇張であるが,日本軍は8万4,000人と発表している(平凡社刊・百科辞典).このとき一部の日本軍将兵により虐殺や強姦,略奪,放火などの蛮行があったことは間違いなかろう.
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