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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生69巻8号

2005年08月発行

文献概要

特集 介護予防をどうすすめる?・1 老人保健,介護保険制度の改革

介護予防のエビデンス

著者: 辻一郎1 大森芳1

所属機関: 1東北大学大学院医学系研究科公衆衛生学分野

ページ範囲:P.626 - P.629

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介護予防に関連するサービスは多種多様なものがあり,その効果に関するエビデンスについても様々な検討が行われている.本稿では,欧米で行われたメタアナリシスと,厚生労働省による市町村モデル事業を紹介したい.

これまでのメタアナリシスから

 根拠に基づく医療(Evidence-based Medicine: EBM)の立場では,複数の無作為割り付け対照試験(Randomized Controlled Trial: RCT)について,メタアナリシスを行ったものが最も妥当性の高いエビデンスであるとされている.そこで,メタアナリシスに関して世界で最も高く評価されているコクラン共同計画(Cochrane Collaboration)のレビュー結果を紹介したい.

参考文献

1) Latham N, et al: Progressive resistance strength training for physical disability in older people. The Cochrane Database of Systematic Reviews 2003, Issue 1
2) Latham NK, et al: Systematic Review of progressive resistance strength training in older adults. J Gerontol Med Sci 59A: 48-61, 2004
3) Gillespie LD, et al: Interventions for preventing falls in elderly people. The Cochrane Database of Systematic Reviews 2003, Issue 4
4) Chang JT, et al: Interventions for the prevention of falls in older adults; Systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials. BMJ 328: 680, 2004
5) 厚生労働省老健局:介護予防市町村モデル事業―中間報告. 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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