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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生7巻5号

1950年05月発行

文献概要

特集 鼠族昆蟲

ガンマグロブリン

著者: 吉川春壽1

所属機関: 1東大医学部生化学教室

ページ範囲:P.286 - P.289

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 最近麻疹の予防治療などにガンマグロブリンが利用されているという報道が外國雜誌に見られ,日本でも数ヶ所の研究室でガンマグロブリンの分離の研究が行はれている。このガンマグロブリンとは一体何であるか,何故に最近これが有名になつて來たかということをやさしく解説して行こう。
 ガンマグロブリンというのは約10年前にスウェーデンの学者Tiseliusが,彼の考案した電氣泳動裝置で血漿の蛋白質の成分を觀察した結果名づけた血漿蛋白質成分の一つである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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