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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生7巻6号

1950年06月発行

文献概要

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乳幼兒健康相談における計算圖表の利用

著者: 山口健男1

所属機関: 1群馬縣高崎保健所

ページ範囲:P.338 - P.339

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 乳幼兒の發育の判定の一手段として,身長,禮重を測定した場合に,測定値をその月齡の標準値,平均値等と比較しておくことが,必要である。乳幼兒では發育が極めて盛んであるので,月齡によつて標準値や平均値が著しく異るからである。測定値を此等の男女別月齡別の標準値や平均値と比較しておけば,月齢や男女の構成の異る乳幼兒の集團を檢診した場合に月齡の差や性別を除去して,お互いを此較することが出來るし,又同一乳幼兒を長期間に亙つて榮養指導した場合にも,ひとめでその成績を知ることが出來る。私は日常乳幼兒の健康相談を行つていて,以上の測定値の比較を簡單に行い得る事が,仕事の能率上重要であることを,痛感しているので,次の樣な計算圖表を作つてみた。
 我國の乳幼兒の發育規準値として廣く用いられているのは,栗山,吉永氏の東大標準値と,齋藤,淸水氏の公衆衞生院平均値である。私は測定値を計算圖表によつてこの兩値と比較することを,次に試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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