icon fsr

文献詳細

雑誌文献

公衆衛生70巻10号

2006年10月発行

文献概要

資料

岡山県南部健康づくりセンター利用者のストレス状態と肥満の影響

著者: 山下綾子1 宮武伸行1 河崎優理子1 沼田健之1

所属機関: 1岡山県南部健康づくりセンター

ページ範囲:P.825 - P.829

文献購入ページに移動
 健康づくりの3つの柱は運動,食事,休養であると言われて久しい1)が,岡山県南部健康づくりセンターでもこれら3つの柱を中心に,平成9年の開設以来,肥満(症),糖尿病,高血圧症などの生活習慣病の予防,改善に取り組んできた2).休養面では,日本大学医学部公衆衛生学教室式ストレスチェックリスト(以下,ストレスチェックリスト)3,4)を用いて利用者のストレス状態を把握し,個人に合ったストレス対処法のアドバイスを行ったり,リラクセーションセミナー,肥満改善教室の中でのストレス対処法の講話や実技を通して,利用者が健康づくりを効果的に行えるように配慮している.

 今回私たちは,今後の適切な休養指導のプログラム作成の資料とするために,ストレスチェックリストを用いて当センター利用者のストレス状態を把握し,肥満が身体,精神に及ぼす影響を検討した.

参考文献

1) 石川兵衛:健康づくりへのアプローチ. 文光堂, 1998
2) 藤井昌史:岡山県南部健康づくりセンター. 臨床スポーツ医学16: 1355-1359, 1999
3) 折津政江, 野崎貞彦:休養必要性の評価に関する研究-ストレス・健康習慣との関連から. 日大医誌56: 143-156, 1997
4) (財)健康・体力づくり事業財団:メンタルヘルスセルフヘルプガイド, ストレスさんこんにちは. pp2-4, ぎょうせい, 1988
5) 日本肥満学会肥満症診断基準検討委員会:新しい肥満の判定と肥満症の診断基準. 肥満研究6: 18-28, 2000
6) (財)健康, 体力づくり事業財団:平成8年健康づくりに関する意識調査. 1996
7) 野田哲郎, 大野太郎, 浜田洋:保健所におけるストレス・マネジメント教室の効果と意義. 日本公衛誌47: 467-485, 2000
8) 島岡清, 服部真紀, 平出京子:中年女性を対象とした減量教室の効果. 日本人間ドッグ学会誌5: 80-83, 1994
9) 黒瀬恵深, 宮武伸行, 西河英隆・他:肥満改善教室参加者のストレス度の変化. 保健の科学46: 775-778, 2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら