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特集 医療制度改革と疾病予防活動
イギリスの医療制度改革―その歩みと到達地平
著者: 多田羅浩三1
所属機関: 1放送大学
ページ範囲:P.856 - P.860
文献購入ページに移動イギリスの人々の医療を担う制度は,19世紀中葉における医薬分業体制の確立,および1911年の国民保険法の制定,1948年の国民保健サービスの創設,1974年の国民保健サービス機構改革という,時代を画する改革の歩みを経て,「地域主義」の理念に立って,大きな実績が積まれてきた.しかし結果として,実績が大きければ大きいほど,医療の流れに深刻な停滞が生まれることになり,1990年の法律によって「内部市場」の論理が導入され,イギリスの医療制度に,大きな展開がみられることになった.
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