公衆衛生70巻12号

2006年12月発行

特別寄稿

終末期医療における富山県の取り組み

著者： 守田万寿夫¹

所属機関： ¹富山県厚生部医務課

ページ範囲：P.958 - P.962

　2006年3月，富山県射水市民病院における人工呼吸器取り外しによる延命治療の中止問題について大きく報道された．これは，射水市民病院において，2000年から2005年にかけて，末期患者に対して家族の希望や了承のもとに人工呼吸器を取り外した症例が7例判明したものである．

参考文献

1) 横浜地方裁判所平成四年(わ)第一一七二号, 平成7年3月28日刑事第三部判決, 1995

2) 日本医師会：医師の職業倫理指針, pp20-22, 2004

3) 富山県厚生部医務課：病院における終末期医療の体制・運営等に関する調査結果報告, 2006