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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生70巻2号

2006年02月発行

文献概要

特別寄稿

アスベストにおける一般環境被害とリスクコミュニケーション―保育園児のアスベスト曝露事例を通して

著者: 宮川雅充1 内山巌雄2

所属機関: 1吉備国際大学政策マネジメント学部環境リスクマネジメント学科 2京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻

ページ範囲:P.120 - P.123

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2005年6月末に,クボタが自社内のアスベストによる労働災害の現状を公表するとともに,周辺住民の健康被害に対して見舞金を支払うことを表明して以来,アスベストによる一般環境の健康被害に対する不安が急激に広がった.

 アスベストによる健康被害については,今後さらに注目されることになると考えられる.その理由は,主に以下の2点である.

参考文献

1) 日本産業衛生学会許容濃度等に関する委員会:発がん物質の過剰発がん生涯リスクレベルに対応する評価暫定値(2000)の提案理由 石綿(アスベスト)[CAS No. 1332-21-4]. 産衛誌42: 177-186, 2000
2) National Research Counsil(編), 林裕造, 関沢純(監訳):リスクコミュニケーション前進への提言. 化学工業日報社, 1997
3) (社)日本化学会リスクコミュニケーション手法検討委員会, 浦野紘平(編著):化学物質のリスクコミュニケーション手法ガイド. ぎょうせい, 2001
4) B区立S保育園アスベストばく露による健康対策等検討委員会報告書, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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