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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生70巻2号

2006年02月発行

文献概要

連載 エイズ対策を評価する・2

疫学的現状と将来予測(下)

著者: 岩室紳也1 永井正規2 鎌倉光宏3 稲垣智一4 上野泰弘4

所属機関: 1(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター 2埼玉医科大学公衆衛生学教室 3慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 4東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課

ページ範囲:P.136 - P.143

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異性間の患者数は,本当はもっと少ない?

永井 異性間の患者については,僕は現在,過大評価ではないかという印象を持っているんです.

岩室(司会) それはどういうことですか.

永井 いわゆる届出患者で,本当は感染経路は同性間なのに,異性間として届けているケースがかなりあるのではないか,と.つまり異性間は「危ないぞ,危ないぞ」とキャンペーンされているほど,危なくないのではないか.もちろん,エイズは女性から男性にうつすことがあるというのは事実です.しかし女性から男性にうつされている数は,もうちょっと少ないのではないかと思うのです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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