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文献概要
連載 エイズ対策を評価する・2
疫学的現状と将来予測(下)
著者: 岩室紳也1 永井正規2 鎌倉光宏3 稲垣智一4 上野泰弘4
所属機関: 1(社)地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター 2埼玉医科大学公衆衛生学教室 3慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科 4東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課
ページ範囲:P.136 - P.143
文献購入ページに移動永井 異性間の患者については,僕は現在,過大評価ではないかという印象を持っているんです.
岩室(司会) それはどういうことですか.
永井 いわゆる届出患者で,本当は感染経路は同性間なのに,異性間として届けているケースがかなりあるのではないか,と.つまり異性間は「危ないぞ,危ないぞ」とキャンペーンされているほど,危なくないのではないか.もちろん,エイズは女性から男性にうつすことがあるというのは事実です.しかし女性から男性にうつされている数は,もうちょっと少ないのではないかと思うのです.
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