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特集 予防接種
ポリオ
著者: 加藤達夫12
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学小児科 2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院
ページ範囲:P.277 - P.280
文献購入ページに移動わが国では1960年5,600人を超える流行があり,多くの麻痺患者が発生した.しかし1961年,経口生ポリオワクチンがソ連から超法現的に緊急輸入され,子どもたちに接種された.その後,日本ポリオ研究所はセービン生ワクチンを開発し,接種が広く日本に普及したため,患者は激減し,3年後には100人を下回った.生ワクチンの効果が絶大であったことがわかる.図1に流行とワクチンの関係を示す.
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